ロシアのウクライナ侵略を非難する決議(案)

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令和4年第1回定例会は2月24日~年3月24日の29日間で開会中です。
本日までの3日間で代表質問、一般質問が行われました。

また本日の議会日程を追加し、2月24日ロシア軍のウクライナ侵略を受け、非難する決議(案)を全会派の代表が賛成議員となり、全員賛成で決議しました。

長文ですが、会派香流の賛成討論をご紹介します。

「ロシアのウクライナ侵略を非難する決議(案)」に対し、会派香流を代表して賛成討論を行います。
ロシア軍のウクライナ侵略ではBBCニュースなどで空き瓶を使って市民が火炎瓶を自作する様子やロシア軍が産科・小児病院を空爆し爆風で黒焦げになる建物が伝えられ、心を痛めています。

今回、ロシア軍のウクライナ侵略は2月24日でした。これは、国連総会の「五輪休戦決議」に違反する行為です。決議は、平和の祭典であるオリンピック・パラリンピックの北京大会開幕7日前の1月28日からパラリンピック閉幕7日後の3月20日までの間、世界のあらゆる紛争の休戦を呼びかけたものです。この決議に日本、アメリカは署名していませんが、ロシアを含む173カ国による共同提案による決議でした。

1991年ソ連解体により独立時に核兵器を保有していたウクライナは、1994年、米国・英国・ロシアの核保有3カ国などと「ブダペスト覚書」を締結し、当時世界3位規模であった核兵器を放棄するかわりに、領土の安全性と独立的主権が保障されることになりました。ウクライナは1800余基の核弾頭とICBMを全てロシアに返還・廃棄し、1996年に非核化し、28年が経っています。ウクライナのドミトロ・クレバ外相は2月22日米フォックス放送に出演し「当時ウクライナが、核放棄の決定をしたのは失敗だったのか」という質問に対し、「1994年の核放棄決定は、賢明な判断ではなかった」として、米国に対し「当時約束していた安全保障を履行せよ」と求めています。

ロシア軍の侵略に加え、安全保障を約束した米国・英国などの対応からは決議や覚書が反故されることに弱い国がされるがままのようで憤りを感じます。

「戦争では正義が勝つのではなく、強いものが勝つ」という現実の中、戦後、北方領土はソ連からの侵略を受け現在まで、ロシアによる法的根拠のない占拠が続いています。また、北朝鮮は拉致した日本人を帰さないまま核開発を続け日本海にミサイルを撃ち続け韓国は、島根県の竹島を不法占拠を、沖縄県の尖閣諸島に不当な領有権を主張し領海侵犯を繰り返す中国に囲まれています。

戦争をせずに日本を守るためにも、必要な憲法改正を行い、有事に備える必要を強く感じています。

会派香流としては、12月議会で新疆ウイグル自治区における人権侵害問題について、基本的人権に関わる問題に人権擁護の当事者として基礎自治体の議会が意思表明することは大変意義深いこととしました。今回の決議は全会派の代表が賛成者として署名しています。会派香流も人権擁護の立場から「ロシアのウクライナ侵略を非難する決議」に賛成します。

以上

決議案第1号ロシアのウクライナ侵略を非難する決議